ウェブサイトのテーマ交換ができた

最初は、Hugo Bear Blogというテーマ(外観)で、トップページから中に入ったところに、記事が並ぶだけのサイトにした。サイドバーとかがない、とにかくシンプルなタイプ。月ごとの記事数をまとめられるようアーカイブの設定はしてみたけれど、結局日付とタイトルだけがズラズラ並んでしまうのでちょっと目が疲れる。 10日くらい書いてみて、やっぱり、タイトル日付と冒頭数行が見えるようなテーマの方がよい気がした。そこで、Hugoのテーマを眺めてみて、PaperModというのに変更。これもシンプルなデザインで、記事の一覧とアーカイブだけじゃなくて、検索機能もついているみたい。 PaperModのテーマをダウンロードしてきて、hugo.tomlの中の設定を変更して……みたけれど、Hugo Bear Blogのときの設定のままじゃうまくいかない。Geminiは「そのまま使えますよ!」って言うけどそんなことない。これだけのことがなんて大変なんだ。いろんな人の解説を見て、あちこち直して、なんとか希望通りになった。 のだが! そこから何回Git Pushしても、ブラウザ上では変わらない。なんで? GitHubのリポジトリを見たら赤い×印がついている。Cloudflareでエラーが起きているみたい。なによもう。エラーログがきちんと出ていた。それによると、Cloudflare Pagesで設定しているHugoのバージョンが合っていない? ということのようだ。そうなの。知らなかった、ごめん。ここは手動で指定するようだ。何でも勝手に整えて合わせてくれるわけじゃないのだね。 Cloudflare Pagesにあるサイトのデータを開き、settingの中のEnvironment variables(環境変数)にあるHUGO−Versionを変更。やっとデータをきちんと読んでくれた。 エンドユーザーというのは勝手なもので、いつも、誰かが整えて維持管理してくれている便利なものを、ただそういうものとして使うだけ。毎回感謝するわけでもなく、でもうまくいかないときにはすぐに他人のせいにする。いかんな。 おじいさんみたいなことを言ってしまったけど、他人のせいにする前に、ちょっと調べよう。大事なことだよ。 あと、山本貴光さんが「自分でプログラムを書いてみるとわかるけれど、『そのとおりにやってるのに動かない!』となった場合、結構な割合で人間の入力ミスだったりする」と言っていた。ほんとにそう。打ち間違い、入れてはいけない改行やスペース、記述する場所の間違い。……気をつけよう。

July 2, 2026 · akio

2026年5月、戦争と平穏について考えたこと

あまり現実世界のできごとに関心を持てなかった。たぶん平穏だったからだ。いやうそだ。平穏でない場所もあったのに、身近に思っていなかったからだ。力で奪い合う時代は終わったと思いたかったからだ。 でも違ったね。ほんとは知っていたんだけど。 で、小泉悠センセイの本を続けて読んだ今年の4月5月。その読書メモを振り返る。 ◉小泉悠『現代戦争論:ロシア・ウクライナから考える世界の行方』(ちくま新書、2026.2.5) ◉小泉悠『世界の大転換』(SB新書、2026.1.7) 4/3小泉悠 現代戦争論 4/6小泉悠 現代戦争論 1章。死んでいるのは誰なのか。ロシアとウクライナ、どっちがより死んでいるのか。恐ろしいほどの数の人が、ただの数字になっている。 ロシア広いもんな、極東地域の人なんか関係ないのに、モスクワの人の何倍も死んでる。格差社会の下層の方から、やむをえず兵士になり、死ぬ。 「日本だってそうなるのでは?」と思わされる。東京の人は死にに行かない。地方の、生きる手立てのなくなった人が死にに行かされることを想像する。 4/7小泉悠 現代戦争論 4/8小泉悠 現代戦争論 2章。ウクライナは勝てないけれどロシアもまた勝てないという。双方ともに終わらせることができない戦争。 ソ連崩壊後、ロシアの弱体化とロボットやAIを含むハイテクの発達、それらを含んだ戦略の変遷。大国同士の戦争じゃなくて、地域の小国(ロシアから独立した)との紛争、それに勝ち続けることを想定した戦力の形成。結局、人の命は軽視され続ける。 ロシアは完全にウクライナの抵抗力を見誤った。ウクライナは2014年の侵略の記憶を持ち、平時の国内の政治的対立を傍においてでも結束して抵抗することを誓っている。 ウクライナ国土はEU加盟国のどこよりも広いらしい。国防にも力を入れているとのこと。なるほど。 それから、新しいテクノロジーは必ずしも新しい戦い方を生むわけではない。こっちが使ってるものはあっちもつかっている。睨み合って、人間が立ち入れない場所(ノーマンズランド)が広がるだけと。 4/9小泉悠 現代戦争論 4/10小泉悠 現代戦争論 3章。ロシアでも、徴兵は難しいんだな。「契約軍人」と、公にはできない民間軍事会社(ワグネルとか)が主な戦力。2022年にやむをえず徴兵しようとしたときは大規模に反対運動が起こり、該当年齢の20万人が国外に脱出したようだ。その二の舞を恐れて、今は「契約軍人」の採用に力を入れているとのこと。でもその実際は、ほとんどが貧困層の人とか、犯罪者とかみたい。うーん。 結局、誰も戦争になんていきたくないんだよ。お金がもらえて、家や家族への保証があっても、死ぬかもしれないんだし。 ところでロシアの人口は145,551,000人で国土は約17,090,000km2、人口密度は9人/km2。日本の人口124,352,000人で国土は約378,000km2、人口密度は343人/km2。ロシアはウクライナへの侵攻時は36万人の兵士がいたけど、そのうち大部分をあんまりやる気も力もない徴兵で締められており、15万人くらいが投入できる限界だったようだ。そこから、今は150万人(といってるけど実際は113万人)を維持しようと、支払う金を高くしているようだが、そんなにずっと人を確保し続けることができるのかなあ。日本とロシア、そんなに人口変わらないんだから、この兵士の数ってなんか現実的じゃないのでは? 日本の自衛隊はだいたい24万人(といってるけど実際は22万人)。うーーん。戦争を本気でするには、かけられる人員、期間、金、装備(武器)などいろんなことを考えて、可能性のある戦略を選ばないといけないのか。難しい。だからこそプロパガンダとか情報統制とかが重要なんだろう。 ちなみに、国土の広さはロシアがダントツ1位でカナダが2位、その後がアメリカ中国とアメリカが同じくらいで、次いでブラジル、オーストラリア、その下がちょっと離れてインド。一方、人口はインドと中国がダントツの1,2位(1,420,000人以上)、3位アメリカが343,477,000人だから中国の1/4くらい。2章にウクライナはEU加盟国のどの国よりも国土が広いと書いてあった。 ▶キッズ外務省「世界の国々 数字で見て比べてみよう!」 4/11小泉悠 現代戦争論 4章。EUのなかでハンガリーだけやたらとウクライナ支援に反対してるのはなぜかと思ったら、親ロシアというよりほんとにウクライナが嫌いなんだって。ハンガリー系住民が抑圧されていると。うーむ、なかなか複雑だ。 インドや中国、スカンジナビア半島、英仏、東欧、バルト三国、そしてアメリカ。それぞれの利害や思惑。 21世紀半ばに向けて、世界の多極化は避けられないという。ロシアはロシアで勝手に侵略を行い、アメリカもまた理のない侵略を行う。それを、実効のあるチカラで是正できる国も組織ももうない。トランプのアメリカはその役目を完全に降りている。でも、人々は抵抗する、だから大国の思惑がそのまま実現されるとは限らないとのこと。 ほんとかな。「強い抵抗意志を持った非・大国が、大国による(理不尽な)秩序の強要をある程度までは拒否し得ている」(ウクライナについて)。私たちはどうか? 私はどうか? 何もかも失って生きるくらいならすぐ死にたいと思ってしまうけれど。 4/12小泉悠 現代戦争論(了) 5章。日本への影響。「仮想敵のすべてから海で隔てられている」この国土の、地政学的優位。確かに。イズムィコ先生は9条改定はやむなし派なのかな。そりゃそうか。 おわりに。戦争はあちらから「やって来る」こともある。今の日本にとってはなおさらそうだ。日本が「起こす」ものであってはならないけれど。 そうこうしているうちに、トランプとネタニヤフはイランを侵略しようとした。めちゃくちゃだ。さらに世界の秩序は乱れている。とてもつらい。 2026年5月時点で、ロシアはプーチン氏73歳、ラブロフ氏76歳、ウクライナはゼレンスキー氏48歳、アメリカはトランプ氏79歳、ヴァンス氏41歳、イスラエルはネタニヤフ氏76歳、イランは故ハネメイ氏が83歳、モジタバ氏56歳、アラグチ氏63歳、中国は習近平氏72歳。日本は高市氏65歳、茂木氏70歳、麻生氏85歳、石破氏69歳、岸田氏68歳。うーん……。世界がいつか変わるとしても、それはまだまだ先なのかも。 5/12小泉悠 世界の大転換 SB新書 中国、アメリカ、ロシア、ヨーロッパ。世界はどうなっていくんだろう。これは2025年時点(まで)の話。2026年の今5月だけどこの半年でだいぶ変わったのかどうなのか? 専門家はどう見てるのか、SNSだけだとよくわかんないな。 第1章は中国。経済から軍事から政治、技術開発まで幅広いな。おもしろい。衰退は目に見え始めている。それでもすごい、中国。 うーん。日本は何ができるんだろ。 5/13小泉悠 世界の大転換 5/14小泉悠 世界の大転換 5/15小泉悠 世界の大転換 5/16小泉悠 世界の大転換 第2章はアメリカ。トランプがどこで誰に支持されたのかはわかった。 アメリカも、日本と同じなのだな。後継者に期待できない。 地道な政策は選挙に結果が現れる特効薬にならないから、まともな人がまともなことをやっても支持されない(バイデンがまともだったかはともかくトランプよりはましだったのでは)。 アメリカが建前を捨てたから、他の国は自分達で組み直しを余儀なくされてるけど、トランプ以後はどうなるんだろ。わからん。 アメリカでも日本でもロシアでも中国でも、普通の人は田舎で、生まれ育った場所で生活をおくり、歳をとるのだ。そういう人たちが何を求め支持するのか。想像するけど間違ってる気がする。私はもう、違ってしまったんだな。 第3章はロシア。ソ連は第二次世界大戦で国民2660万人が死んだと(統計により違いあり。日本は310万人くらいみたい)。だから戦争をすごく恐れている。 なのに戦争をするのはなぜか。「シロヴィキ」(KGBなどのロシアの情報機関関係の人々のこと)によるさまざまな情報分析の結果、侵攻せざるを得ないという判断になった、というけど、そんな空気で始まってはたまらない。でもそうみたい。なんだよ。 (アフガン侵攻も失敗。ブレジネフが介入してアミン政権を倒したけどその後は掌握できずソ連国内は疲弊し泥沼に、ゴルバチョフに代わってから撤退) 現在行われているのも「体制」による戦争であり、プーチンが死んでも終わらないとのこと。プーチンは、ロシアの2011のデモはアメリカにけしかけられたと考えていたと(そういう報告を受けていた、ヒラリーが裏で手を回して、ヴィクトリア・ヌーランドが計画を立てたと)。 うーん、ロシアのことほんとに知らないな。ロシアの中間層のうち、中の中・中の下の人はいつ下層におちてもおかしくないくらいのこと。日本の中間層よりだいぶシビア。ロシアは冷戦時代をうまく克服できていない。 ロシア人は理不尽をだいぶ耐えてしまう。そしてきつくてやばい状況であるほど市民はおもしろいことを言ってしまうとのこと。皮肉で笑う、ある種のレジリエンス。 ...

July 1, 2026 · akio

なぜこんなことを

突然、ウェブサイトをつくってみたりタロットリーディングのウェブアプリケーションをつくってみたりしはじめたのは、以前からやってみたかったからではあるけれど、さやわか氏のウェブサイト「bunkei +ech」を見たからだ。だからちょっとマネした(こわいからリンクは張らない)。 自分がちゃんと理解しているかあまり自信がないが、「それを私もやりたい」というよりは、「そうか、既存のプラットフォームが気に入らないなら自分でつくればいいのか」と改めて思い至って。30年くらい前って、みんなそうしてたよね。私はもう何十年も前、大学に入ったとき、HTMLを使ってウェブサイトをつくりましょうという授業を受けた。大学のサイトにぶらさげる形で公開するやつ。gifの動く絵をつけちゃったりするやつ。グレー地に青字とかのものすごく可読性の低い色づかいにしてしまったりするやつ。遠くに住んでる同じ苗字(ちょっと珍しい)の人からメールが来たなあ。 そのときはウェブサイト(という……なに?部屋?箱?)をつくることにそんなに関心がなく、やがてはgooとかはてなとかfc2とかのブログサービスを使うようになった。匿名で小話を書いたり、自分用のメモだったりするものとして。 そこから、公開する必要のないものは自分だけが見るクローズドなメモアプリに移して、note1とかTwitter…じゃなくてXには変わらず匿名でなにか書いたりしていた。でもなんか、いちいちうるさいのがいや。アイコンをつけろとかタイトル画像を載せろとか、「そうするともっと読まれますよ!」「いいねがもらえますよ!」とか、ほっといてほしい。別にそれがほしくて書いてるんじゃないよ。なんもなくていいの。 おおきなお世話がすぎるので、ただ文字だけ残しておく場所をつくろうと思って、こうなっている。 まだ改良中だけど、しくみを見ながら動かすの、たのしいな。本業も、パソコンで手を動かしてつくることだけど、また違うおもしろさ。 根気がないのが私の弱点だけど、ここに書くことを習慣にしていきたい。 noteに、ポメラ使ってて万年筆とタロットカードがすきでデザインとかしてるという「私かな?」みたいなプロフィールの人がいて、たぶん年齢も住んでる地域も近そうな気がする……。だからといって交流するわけじゃないけども。 ↩︎

June 30, 2026 · akio

タロットリーディングのアプリを作成(したのはGemini)

自分専用のタロットリーディングアプリがほしい 以前、ゲーム作家の米光一成氏の講座に参加したとき、タロットカードのウェブアプリケーションをつくってくれたエンジニアの人がいた。そのときの講座内容は、米光先生作のカード(大アルカナのみ22枚)を手本に、受講生それぞれが自分なりのテーマでタロットカードをつくるというもの。そこで各自が作成したカードも、画像つきでひけるようにしてくれたのだ。講座が終わってからもけっこう使っていたのだが、リンク切れになってしまった。 自分用に、シンプルなタロットリーディングのウェブアプリケーションがほしい。ただカードを1枚開いて、キーワードを表示してくれるだけでいい。すきな枚数、重複なしでカードが尽きるまで並べたい。 こういう動きのあるウェブアプリケーションもGeminiに聞きながらつくれるかもしれない。尋ねてみると「ボタンを押したらなにか動作が起こるしくみ」を構築するには、このサイトをつくるために使ったHugoとは違い、動的なものをつくるためのプログラミング言語を選ばなくてはいけないようだ。方法はいくつもあるみたいだけど、動的なしくみを動かせて、つくった後でファイルの中身を見て勉強するのもしやすそうなPythonでつくることにした。 動きの設計 つくりかたはよくわからないが、手順や動きを言葉で説明するのは得意だ。というわけで、動作の要件を伝えた。 準備 大アルカナ小アルカナあわせて78枚のタロットカードの画像(裏は柄、表がそれぞれの絵のカード/重複なし/カードそれぞれに意味のテキストデータが付随している)を用意する。 実際の動き 画面上に「大アルカナ小アルカナあわせて78枚」もしくは「大アルカナのみ22枚」のカードの山(デッキという)が現れる。いずれかを画面上でクリックして選ぶ。次の画面へ。 画面上に「シャッフル」ボタンが現れる。ボタンをクリックすると、画面上で象徴的な画面(動かなくてよい。心理的にシャッフルしたと納得できるような画像)が表示される。その画像をクリックして次に進む。 画面上に「カードを引く」ボタンが現れる。ボタンをクリックすると、選んだデッキからカードが1枚表示され(ランダム)、カードの下に、カードに紐づいた意味が表示される。そのさらに下に「もう一枚カードを引く」ボタンと「終わる」ボタンが表示される。 同じ画面上で「もう一枚カードを引く」ボタンをクリックすると、1枚目に出たカードの下にもう1枚カードが表示され(ランダム/重複なし)、カードの下に、カードに紐づいた意味が表示される。そのさらに下に「もう一枚カードを引く」ボタンと「終わる」ボタンが表示される。 「終わる」を押すまで、選んだデッキ内のカードの枚数(78枚、もしくは22枚)が尽きるまで、カードがランダム/重複なしで表示される。 追加の条件 正位置のみ採用、逆位置はなし。 代表的な意味(キーワード)のみ記載する(Geminiが拾ってくれた)。 カードの画像はウィキメディア・コモンズから、すでにパブリックドメインになっているパメラ・コールマン・スミスのライダー=ウェイト版を使用する(これは結局、手動でDL)。 複数のPC、iPhoneから使えるようにしたい。 ダークモードでもライトモードでも見えるようにしたい。 「実際の動き」のうち「開いたカードはそのままに、残りのデッキから別のカードを開く」という部分はGeminiによると「履歴管理」という操作になるようだ。カード全体からどれを抜いたかを記憶して、残りから選ぶ、ということだね。そういう言い方をするのか。 どうやって、なにでつくる? Geminiによると、ウェブアプリケーションをつくるとき、通常は「裏側の処理(Pythonなど)」と「画面の見た目(HTML/CSS/JavaScriptなど)」を別々につくる必要があるとのこと(なるほど、動かすためのルールの部分をPythonでつくるのかな?)。 切り分けると、次のようになるらしい。 Pythonがやること=裏側の処理:「78枚のカードからランダムに1枚選ぶ」「過去に引いたカードを記憶しておく」といった、頭脳にあたる計算やルールの処理。 HTML/CSSがやること=画面の見た目:「選ばれたカードの文字を画面の真ん中に、白い四角の枠線をつけて表示する」といった、目に見えるデザインの処理。 でもこれを一からつくるのは初心者にはハードルが高い。それはそうだね。そこで、「Streamlit」という「Pythonライブラリ」を採用した(のだってさ、Geminiがね)。 ……なるほ、ど? あれ? Streamlitは「Pythonでウェブアプリケーションを構築できるフレームワーク」という説明をどこかで見たのだけど、ライブラリとフレームワークってどう違うんだろう。 ライブラリ:特定の便利な機能が詰まった、使い回せる部品の詰め合わせ(道具箱)。ゼロからプログラムを書くと大変な処理(「ランダムにカードを選ぶ」「画面にボタンを表示する」など)を、ほかのプログラマがすでに作成してパッケージ化してくれている。 フレームワーク:アプリケーションの土台や骨組み、開発全体のルール(テンプレート、設計図)。 Streamlitは「ライブラリ」に分類されてはいるが、画面全体の動きを制御してくれるので、「フレームワークに近い性質を持ったライブラリ」といえるらしい。 Streamlitを使うことで「画面の見た目」から「裏側の判定処理」まで、すべてPythonだけで一括で記述できる。Pythonのコードを上から下へ実行するだけで裏側で勝手にウェブ画面を構築する「レール」を用意してくれているので、作成者がウェブのしくみ(HTMLやサーバーの通信など)を意識せずにアプリケーションを完成させることができる。 うん。なんとなくわかった(としよう)。 PythonとStreamlitをインストール Mac miniにPythonは入っていたから、Streamlitをインストールした。途中で「メールアドレスいれてよ」っていってくるけど無視していい(ターミナルで勧誘するのやめてよ)。 Geminiの作業は早い。ためしに3枚くらいのカードでささっと動作を確認し、おかしな挙動を修正して(するのはGemini)、「大アルカナだけ」「小アルカナも追加」と段階的にカードを増やしてテスト。うーん、すごい。なんて簡単にできるんだ。部品をつくってくれた人ありがとう。 最後にカード裏面画像と全カード表面の画像を用意して、番号をつけ直してimagesフォルダにまとめる。ダークモード・ライトモードをきりかえると文字が消えてしまうところがあったり、表示された画像が枠とずれていたりセンタリングにならなかったり、小さな問題を修正してもらい、完成! どこからでも使えるよう、サーバーにデータを置く 自分のMac miniというローカル環境で動きは確認できたけれど、まだほかのPCやiPhoneでは動かない。どこからでも動かせるようにしたいなら、動的なしくみを動かせるサーバーにデータを置かないといけないようだ。ふむ。「サーバーにデータを置く(公開する)」ことをデプロイ(Deploy:展開する)というのだな。 サイトを公開するときに使った「Cloudflare Pages」は基本的には静的なデータしか扱えないみたいなので、今回は「Streamlit Community Cloud」にアカウントをつくった。 そして、GitHub(このサイトを公開するためにも使っている)のリポジトリに、タロットリーディングアプリケーションのデータをプッシュ。これをStreamlit Community Cloudと連携し、アプリをデプロイした。 サーバーに公開したとはいえ、リポジトリ自体は非公開だからアプリ自体も非公開。サインインした自分だけが使えるものになった。 ほしいものはつくることができた、けれど おお! 恐るべきはやさでできあがった。動きも軽くていい感じだ。「カードを1枚ひきたい」「余計な解釈はなしで、絵とキーワードだけほしい」「追加ですきなだけカードをひきたい(この次どうなる?とかこれに対処するには?とか自分で決める)」という、要望に応えてくれる。 正直に言えば「自分でつくった」という感じはあんまりない。Pythonライブラリは便利だが、これに頼っているだけでは、自分ではよくわかっていないままかもしれない。動くことはわかったから、書類の中身を見て勉強することにしたい。 ただ、そもそも「どういう動きをさせるか」、その条件なんかもあらかじめきちんと意図して組み立てができていないと、こんなにスムーズには完成しないみたい。 そもそも、普通はこういったアプリケーションの開発は、しくみを考える人と、製品として動くものをつくる人と、外観をきれいにする人は別なのかもしれない(よく知らないのだが)。零細企業のかなしさで、なんでも自分でやろうとしてしまうけれど。 とりあえず、次は自分のオリジナルタロットのアプリケーションをつくってみようと思う。

June 30, 2026 · akio

自然とはなんじゃろな

まあまあの田舎で育ったので、家の周辺はもちろん緑で覆われていた。山、田んぼ、畑、草むら、庭、生垣、庭木、花壇。 でも、それを「自然」と思ったことはあまりない。 自然が豊かでいいですね。そう誰かが言うときの「自然」てなんだろう。緑ならいいのか? 植林された山、手入れされた田んぼに畑、庭の諸々はもちろん草むらだってそれなりに手が入っている。長年にわたり人間が住み暮らした村落なのだから当然だ。 「手つかずの自然」という言い方があるので、これらは「手がついた自然」なのかもしれない。しかし、そもそも「自然」とは「人の手が加わっていないもの」なのだとしたら、人の目に見えるところに、少なくとも普通の「まあまあ田舎」くらいのところには、そういうものはないのではないか? 初めて飛行機に乗ったときに、雲の上を見て「わあ、ここには人がいない」と思った。どこにでも人間の痕跡がある(ありそう)な地上とは違って。でも、そこには水蒸気と塵以外には、なにもないんだな。 空の上に、人の知らない自然があれば。 そういう想像をしてみる。

June 29, 2026 · akio

ツールの使いわけ

考えていることの置き場所にするために、Hugoでこのブログを構築した。 この数年は、日々のメモをCosense(旧Scrapbox…こっちの名前のほうがわかりやすかった)の非公開プロジェクトでとっている。ブラウザでどのパソコンからもiPhoneからも書き込めるし、たくさんページがあっても重くない。記事同士でリンクを貼ったり(張ったり?)タグをつけたりしなくても、コトバで探せて検索しやすい。内容は主に、日録とか、占いやカードリーディングの結果とか、書いてる記事のメモとかだ。ブラウザで検索した内容を書き写したりURLを張ったりすることもある。Evernoteも使っていたけど、あれってあんまり開いて後から見たりしなかった。 でもCosenseにはフォルダという考え方がないから、ページがすごく増えてきて、ちょっとどうしようかなあという感じだった。 それで、Obsidianだ。Macbook AirとiPhoneにいれていたけれど、あんまりうまく使えてなかった。どっちかというと、クローズドで管理したい内容を書く(小話とか)ためにしか使っていなかった。Cosenseから、そして以前momonoteに書いたものや、もっと前のテキストデータとかを、だんだん整理していこうと思っている。 いろんな人の、ツールの使い方を見るのがおもしろい。まとまったものにしようという人が多いと思うけれど、わたしはただ、自分の書いたものを捨てられない貧乏性なだけだけど。

June 28, 2026 · akio

技術のまえに言葉が難しい

「Hugo」というのは、「Go言語で書かれた静的サイトジェネレーター」なのだそうである。初心者なので、こういう言い回しをされるとちょっと困る。 つまり、 Hugo:「Go言語」で書かれた、「静的サイトジェネレーター」という、コマンドラインインターフェース(文字列で入力された指示を受け取るしくみ)で動くアプリケーション であると。 「Go言語」はGoogleが開発したプログラミング言語で、人間にとってはシンプル(人間にとって。文法が少なく、書き方がある程度きまっていて、例外ルールが少ない)で、高速(コンピュータにとって。大量の書類を素早く処理できる)であることが特徴とのこと。 「コマンドライン」というのも、CLI(コマンド〈指示〉+ライン〈文字列〉+インターフェイス〈それを人に対して表示して、コンピュータに動作させるためのしくみ〉)をのものを指すこともある、というので曲者だ。 難しいな、専門用語。操作するのときにはなんとなくわかっていても、作業ログをとろうとしたときに「なにをなにでどうしたんだっけ?」となることがある。 言葉の意味や定義でひっかかってしまうのは、自分で取材記事を書くときに気をつけてきたせいもある。自分でよく理解しないまま、相手が「こう言ってたから」と書いてしまうと、やっぱり読み手には伝わってしまう(相手がその分野に詳しい人だったり、きちんと読む人だったりしたらなおさら)。よく上司に「自分でよくわからないまま書いただろう」と指摘された。だから、最終的には「コマンドラインで操作する」と書くのだとしても、「なにをなにでどうしたか」は頭の中で分解できていないといけないと思ってやっている。

June 27, 2026 · akio

いい日も悪い日もあるよ

6/25は出張の予定だった。でも、行けなかった。地震で、新幹線が止まってしまったから。 ホームで待っていても発車の気配はない。何時に出る? ていうかまだ乗る新幹線は到着してもいない。前の便がずっと停車している。だめだ、これは、たぶんうごかないやつだ。 タッチの差。あのとき、自分の乗る予定のじゃなかったけど飛び乗っておけば。始発で行く予定にしておけば。前日から行っておけば。 失敗した、と考えることをやめられない。可能性はゼロではなかったのだから、予想はできたはずだと思ってしまう。 でも、地震とか台風とか、私にはどうにもできないことだ。自然のことだから、なにか起きることはある。どうにもできないことまで自分の責任だと思いはじめたら、もうなにもできない。 自分の力ではどうにもならないことまで背負わない。 できることはした。メールで連絡して、まずそちらは無事かどうか、問題はないか、時間はずらしても大丈夫かを聞いた。今日は時間がずれるともう対応できないというので、電話して、改めて調整してくれるように頼み、すぐに必要な項目だけメールでコメントと写真を用意してもらいたいとお願いした。 急激に疲れたので、オアゾのスタバでちょっといい方のラテを飲んだ。そして会社に戻ってから、フォローのためにメールでもリスケとコメント・写真の依頼をしておいた。 できることはした。した、よね? した、だろ。

June 26, 2026 · akio

大事な言葉を書いておく

ずっと、頭の中にあるフレーズを書いておこう。大事な言葉だ。 I’m not yours. You are not mine. これは、どこかで読んで知ったものじゃない。いつの間にか、自分の中にあった。十数年も前から、いろんな手帳に書いてある。 結局、自分がどういうふうに“ここ”にいるのか。それを支えているのはこのことなのだと思う。 家族も、友達も、会社も、親密な関係を築くに至った誰かも、どの人も私を所有していないし、私も誰も所有しない。

June 25, 2026 · akio

紙のメモ、デジタルのメモ

物理的な、ノートやメモ帳、手帳の類がすきだ。使いこなしているという意味ではなく、断片を記録するための「もの」として、集めて手元に置いている。 デジタルのメモツール、メモアプリもすきだ。できれば挙動は軽く、複数台のMacでもiPhoneでもシームレスに書き込めるもの。 以前はmomonoteというのを使っていたけれど、更新されなくなり、iPhoneで使えなくなった。エクスポートはあまり使い勝手がよくなかったけれど、とにかく動きが軽く、タグや画像添付にも対応していて見た目もよかったから残念。編集、保存のボタンがあったので、いきなり上書きしてしまったりすることがないのもよかった。 Google keepもいいけど、これはメモを開くともう編集画面になってどんどん上書きされてしまう。Macの純正メモもそうか。とにかく書いておくにはよくても、「ぜんぶをこれで」とはならない。一呼吸、というちょっとしたことだけど、好みが出るところのような気がする。 note(.comのほう)には手帳の民とかデジタルメモツールの民がいっぱいいる。Instagramとかにもいる。特に革の手帳やバインダーの派閥の人は一大勢力で、手書きのおしゃれな文字、装飾、イラストがすごい。何個も所有していて使い分けとか。 いいね、とは思うのだが、あんなふうにしたいとか思うともうそれがプレッシャーだ。誰かに見せるのではない、自分がメモを残せたらそれでいいんだけども。 2年前からNOLTYの手帳を使いはじめた。小さめの、ポケットカジュアル4というタイプ。手帳は、月ごとに、月間・週間・メモがセットになっているタイプがいい。月間だけ前に集まってるタイプは使わない。ビニルのカバーだけど、軽いし汚れないしちょうどいい。カードとか挟めるスリットもあるし。 とはいえ、スケジュール管理はGoogleカレンダーだし、読書のメモはGoogle Keepだ。手帳に書くのは予定でもその日の仕事でもなく、なにか考えたこととか感情とか文句とか、毎月の自分の財産の状況とか、おいしかったものとか、そのくらい。 狭いスペースにちまちま、しかもささっと書こうとすると、どうしても字が汚くなって読めない。 きれいな字を書こうと思って最近やっているのは、一筆箋に万年筆とかで何か書くということ。その日あったこととか、ただのひとりごととか、頭の中で母に向かって喋っていることとか。 誰かに渡すものではないが、下書きでもない。そうすると、ちょっといい用紙のせいか手帳より意識的に書くし、長すぎないから、最後まできれいな字を保てる(気がする)。これを二つに折って週間のメモページに貼る。落ち着いて紙に向かえば、わたしだってきれいに書けるのだよ。

June 25, 2026 · akio